科目14:計測・制御
出題傾向
計測工学2問,制御工学3問の出題が続いています。 計測工学の問題は電気計測に限らず,物理全体から出題され, 場合によっては,確率や微分に関する数学まで必要となります。 ただし,近年では,問題文に十分なヒントが与えられている場合もあるため, 問題文全体の読解能力があれば,解くことができる場合もあります。
制御工学は,ブロック線図,1次遅れ,2次遅れと言った基本的なところからの 出題が続いていて,これらの問題は準備していれば確実に 解くことができます。 また,安定性の問題も出題されていますが,パターンは限られています。
全体として,計測工学は出題の幅が広く,対処が難しい一方で (おそらく物理自体のレベルを上げる方が早いでしょう), 制御工学は,パターンが少なく,レベル自体も基本的であるため, 短い時間で準備できる科目だと言えるでしょう。
近年の出題プロット
H.23 | ||
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番号 | 内容 | 難度 |
1 | 圧電素子の機構 | A |
2 | 振動式密度計 | B |
3 | 伝達関数 | A |
4 | 1次遅れ | A |
5 | 2次遅れの補償 | A |
H.22 | ||
番号 | 内容 | 難度 |
1 | 体積測定の誤差 | A |
2 | オシロスコープ | A |
3 | 安定限界 | A |
4 | 伝達関数の変化 | A |
5 | 外乱に対する定常偏差 | A |
H.21 | ||
番号 | 内容 | 難度 |
1 | 温度変化の誤差 | A |
2 | 計器の内部抵抗 | A |
3 | 2次遅れ | A |
4 | ボード線図 | A |
5 | 可制御性,可観測性 | B |