国家I種試験〜教養試験
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教養試験について

教養試験は,1次試験でマーク式で行われます。朝早くなので,うまく頭を働かせる必要のある試験です。 問題は,前半の必須問題と後半の選択問題に分かれます。各科目の出題数は次のようになっています。

選択問題は30問から20問選択

選択問題の細かい科目分けは年によって変わったりしますが,H.20は次のようになっています。

過去物理で出題された問題は,物理に入れた。また,融合問題は両方に0.5問分と数えた。

以前作ったものに手直しして,ここ7年間の知識系の出題プロットを作成しました。参考にしてください。

知識系+時事のプロット

教養試験対策

まず,教養試験の比率は必ずしも高いものではありません。もちろん18点をとらなければ足切りされますので, 18点を確実に超えることが最初の目標となります。

一方で,30点を超えるとそれ以上点数が伸びなくなる,というのも教養の大きな特徴です。 この理由は明確で,文章理解,数的判断,自然科学である程度点数がとれるようになったのが30点くらいですが, これ以上伸ばすためには,選択科目の1科目1科目を勉強していき,それでようやく2,3点伸びる,という形になるからです。 つまり,点数を伸ばすのに多大なる努力が必要となるのです。もっとも,そうしたところで,配点は専門より低いのです。

以上をふまえ,理系の場合の教養の戦略を書いておきましょう。

1.まず一度過去問を解いてみること

まず,自分が何点とれるのか,その実力を測ってみましょう。18点に及ばないなら,できる限り早く対策すべきです。 一方,25点を超えるようなら,問題はありません。

2.目標は21〜25点。これを超えるように科目を絞り込め

もちろん教養での話ですが・・・。21点は近年の平均点あたりです。25点は平均点を少し超えるくらいです。 理工Iであれば,専門の方が重要ですから,これで大丈夫です。 ただし,倍率の高い理工IVの場合は30点くらいほしいかもしれませんが,あくまで専門重視です。

さて,選択科目ですが,問題数,難易度にばらつきがあります。最も重要なのは,英文の7問です。 というのも英文は,並び替えの1問を除くと,ほとんどレベルの変わらない問題が並ぶため, ある程度のレベルを超えると,確実に6点が入るからです。次に重要なのが数的判断です。 これについては,数年ごとに傾向が大きく変わるのですが,これは別に書きます。

その上で,残りの選択問題をみることになりますが,お勧めとしては,自然科学の他には, 思想でしょうか。また,時事対策を少し細かく行うことによって,法律と経済での1点加点も望めます。

いずれにしても,足切りを超えれば勝負は専門です(もし,今でも「理系は,専門はみんなできるから差が付かない」 と話をしている人がいたら,それは現状を全くわかっていない人だと思ってよいです。 今でもそういう話をしている人がいるのでしょうかねぇ)。

H.22数的・判断感想

昨年は全体的に易しかったのですが,あまり変わらないのかなあ,という感じです。 ただし,判断がやや難しくなっていますので,少し差がつきやすいセットかもしれません。 推論で解くとなると難しい問題も,手数でも解けるようになっていたりして, 何とか点数がとれるように,との出題者の配慮でしょうか。 資料解釈が計算のいらない問題になっているところも,少し驚きでしたが, 全体的には,ここで点数を稼いでおきたいところです。

H.21数的・判断感想

数的・判断の10問の感想です。解答もつくろうかなぁと。 一時期に比べると本当に簡単になったなあ,という印象です。 これなら,地上・国2の問題集を使って対策をした方がよいでしょう。 とはいえ,さすが国I。簡単とは言っても,スパイスがきいていて,うっかり間違えやすい問題がかなり入っています。 個人的には,こんな出題が望ましいのではないか,と思います。 それに比べると,スパイスすらきいていない工学の基礎は・・・

解答ですが,下書き段階では間違っていないと思うのですが・・・Wordで打っているうちに変な間違いとかしそうで怖いのですが, それでも公表しておきます(あと問題の読み違いも怖いか)。間違いがありましたら遠慮なく掲示板でもメールでもいいので,指摘してください。 解答は,多少うまい方法があっても,現場に即した方法をとっています。現実的な解法,ということで。