国家I種試験〜科目10
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科目10:水理学・土質力学

過去の出題項目

複数項目にわたるものもありますが,特に冒頭でテーマが示されている場合には,それに基づいて分類しています。 水理学・土質力学はH13は別の科目で出題されていましたが,該当分野を掲載致しました。

出題傾向

水理学が3問,土質力学が2問の出題がずっと続いている。水理学は計算問題が主体で,知識問題は出ても1問である。 計算問題は難しく,典型的な場合でも,計算量が多いものがほとんどのため,科目全体の難易度を押し上げている。 水理学が得意で土質力学での点数を見込んでいないのであれば,機械系の流体力学を選択した方がずっと易しいであろう。 土質力学は知識問題も計算問題もどちらも出題されるが,基礎的な出題が多く,国家II種とほぼ同レベルの出題が続いている。 そのため,勉強してあればほぼ確実な点数が見込める。土質力学だけでも選択する価値は高いと言えるであろう。

勉強の指針

この科目を選択する場合,土質力学の勉強はしておいた方が得策でしょう。 土質力学に関しては,国家II種レベルの対策で得点を見込むことができます。 一方,水理学に関しては,難しい問題が多いため,確実な点数が期待しにくいのですが, ベルヌーイの定理と運動量保存則については十分な対策が必要となります。

近年の出題プロット
出題例

1.図1に示すような2つの直方体A,Bがあり,それぞれ密度はρA,ρBである。 この直方体を連結し水に浮かべたところ,図2のような状態となった。 この直方体の平均密度はいくらか。ただし,水の密度をρとし,ρのみで表せ。(H4防II)

 

2.x方向の流速uu = exp(-x)であるような流れ場がある。 t=0x=0にあった流体粒子のt=1における加速度はいくらか。(H.20)

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