国家総合職試験〜科目19:機械力学
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科目19:機械力学

過去の出題項目

過去の出題項目

複数項目にわたるものもありますが,特に冒頭でテーマが示されている場合には,それに基づいて分類しています。 H.22までとH.23からで分類を少し変更しています。

出題傾向

ここ数年,機構学1問,力学3問,航空力学1問の出題となっています。 力学の出題の中心は振動で,毎年2問程度出題があります。 その他の出題では,剛体の力学目立っていますが, 剛体の力学の出題は難しくなく,用意していれば,割と容易に 解ける問題が出題されています。 一方,以前出題されていた質点の力学は近年出題がありません。 代わりに,機構学が出題されるようになっています。 以前は,工学の基礎でも剛体の力学が出題されていたのですが, これがなくなり,代わりに質点の力学が1問増えたのと交替で, こちらで剛体の力学を出題するようになったとも見ることができます。

機構学は,時として知識が必要な問題が出題される場合があります。 これは航空力学も同じなのですが,近年の航空力学は事前の知識が必要な問題は少なく, 単純に力学の問題として解くことができる出題が多く見られます。 いずれにしても,高難度の問題はあまり見られません。

力学では,振動の問題はややレベルが高いのですが,本文中にヒントが書かれているものも多く, 準備があれば,計算力で解くことが可能な場合もあります。

勉強の指針

単純な力学の問題として解ける問題が多いため,大学教養範囲の力学が得意であれば, 機械を専門としていなくても,十分に点数が狙える科目と言えます。

ただし,この科目は,公務員試験独特の「ヒント付き」の問題が多く出題されています。 うまく本文のヒントを読んで理解する,読解力,応用力があれば,かなり高得点が期待できます。

機構学は過去の出題数が少ないため,対処が難しいように思われます。 一方,剛体の力学,振動学,航空力学は,似たような問題が繰り返し出題されています。 過去問の研究が欠かせません。